新国立競技場の問題、グダグダになってますね~。
なんといっても最大の問題は、新国立の整備費が当初予定の1,625億円→2,520億円まで膨らんだこと。
さらに、この手の建築はたいてい工事が始まってからも増加しますからね~、4,000億円は超えるんじゃないか、との声も。
そもそも、過去のオリンピックスタジアムの相場が800億円ぐらいなので、倍を見積もっておけば大丈夫だろう、ということで1,600億円の予算になったらしいのに、さらに倍以上になるかもなんて。。。
個人的には(デザインコンペの際)SANAA(妹島和世+西沢立衛)案推しだったので、ザハ案は諦めてこっちにすればいいのに、と思ってます(^^
↑SANAA案
で、国際コンペの時の記事を探してみたら、ありました、これ↓
→新国立競技場、「ザハ」なぜ選ばれた 審査激論の中身 (by日経新聞)
う~む、この時からザハ案に対して、
・(前略)世界に対する情報発信、日本の実力を見せる技術的部分から見ても抜きん出ている。
・チャレンジするに値する造形で、オリンピックに必要なインパクトがある。
・日本の現状から見て、少しチャレンジブルなものがあってもおかしくない。
とか、言ってる(><)
なんや、なんや、これ、オリンピックスタジアムうんぬんじゃなくて、『日本の技術力を世界に誇示するのが第一義』なんじゃないか?
下村文科相の態度が頑ななのも、なんか納得w
いっそ、
『日本の技術力を世界に誇るための"広告塔"なんで、3,000億かかろうが、4,000億かかろうが建てる!』
と、言い切っちゃった方が理解を得られるかも!?(笑)
さて、私推しのSANAA案は入選作(上から3番目)だったようで、
・本当に実現可能か懸念が残る。
・3次曲面の処理の仕方が不明で、メンテナンス等の課題をクリアできるか懸念される。
・波型の屋根のコントロールや管理が難しいことが懸念される。
と、波打つ屋根に懸念が残るようですねぇ。
まぁ、造るのが難しいというよりメンテが心配、というニュアンスなんで、ザハ案よりは現実味ありそうな気がしますが。。。
ここで気が付いたのが、残る入賞作・コックス案(優秀作・上から2番目)。
↑コックス案
おお、これはまさに、槇文彦氏が提言したスタイル系じゃないですかw
講評も、
・最も完成度が高く、変更が生じてもコンセプトが大きく崩れない提案である。
・完成度が高く、技術的にもギャランティーできる。
・オリジナリティにはかけるが、シンプルで建設しやすい。
と、実現性には問題なし。(→おそらく建設費もそれほどかさまない)
コンペの結果からしても"最優秀作"がダメなら"優秀作"に変更するのが筋ですよねw
ということで。。。ザハ案は諦め、コックス案に変更するってのはどうですか?(^^